海賊は今も

塩野七生さんの「ローマ亡き後の地中海世界」を巡回図書で借りてやっと読み終えた。

ローマ人の物語」を十数年かけて執筆し、書き終えた後のこの著書である。

端的にいえば地中海における海賊の歴史とでも言おうか。
地中海を視点にしての物語である。

イスラム圏の貧しい者たちが其処へ行けば奴隷に出来る人も居る、豊富な物もあるというキリスト圏の地へ出かけ略奪をする。
マホメッドが出現してから後、アラビア半島から中東・エジプトを「右手に剣、左手にコーラン」といわれるスローガンであっという間にイスラム教が席捲する。

農業も廃れたアフリカ北部(地中海沿岸)のサラセン人が海へ出て行くには交易か海賊しか道はなかった。
糧と奴隷(キリスト教徒はイスラムの不信仰の徒である)を海賊として得られるからどんどん大きな組織になる。

紀元700年頃から始まった海賊行為は1000年以上続いた。

イスラムとキリストという一神教同士の敵対は現在も続き、テロや戦火が起きている。
海賊もソマリア沖でよく聞く話である。

長い目で見ると、変わってきているようで変わっていない点も多いのだと感じた。

nanami

neko
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