ドラマに触発されて読んだ本

「怪談牡丹燈籠」を観ているので図書館へ行って目に付いたのが『圓朝』 奥山景布子著。
怪談牡丹燈籠の元の作者の噺家の三遊亭圓朝という人はどんな人だか知りたかったのである。

この小説によればだが、圓朝は江戸末期に生まれて明治33年に62歳で亡くなった大噺家。
あれこれ話を作り、素で話すだけでなく、舞台装置とか人形を使ったりとか小道具を使ったり(牡丹燈籠を登場させたり)してお客さんの想像をかきたてて興味を増していく。
牡丹燈籠は長い話で連続で上演されるからお客は続きが見たい、聞きたいで連日満員だった。
我々が今の連続ドラマをつい見てしまう感じだろう。

作り出された作品は次々と河竹黙阿弥たちにより歌舞伎や義太夫になって上演され、いやがうえにも名があがり、大勢の弟子を持つことになる。
(今で言うと、アニメがヒットしてテレビで放映され、それが実写の映画になって・・・と言うような感じだろうか。)
歌舞伎界は勿論、政界などの人たちとも沢山交流があったそうな。

「真景累が淵」「塩原多助一代記」などは速記本と言われるものも発売され、それを読んだ客が「名人圓朝」を聞きたいと押し寄せる。

後には大圓朝とまで言われた人も、順風満帆な人生とは程遠い苦労や悩みの連続であったという人を垣間見た気がして、今度の最終回のドラマを観つつ、圓朝という人を心に描きたい。
圓朝と圓朝
neko
Posted byneko

Comments 6

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いもこ  

おはようござます。

nekoさんはドラマ一つ見るにも、とことん追求されて物語を見ておられ感心しきり・・・

私はこれを書いた作者など念頭になく、ドラマを演じている役者の演技のうまさに興味を持って観ているだけでした。
最終回を楽しみにしていますが、やはり同じ目でしか観ることが出来ないかもしれません。

2019/10/24 (Thu) 09:39
neko

neko  

To いもこさん

このお話って延々と殺しや裏切りなど続く長大なお話なので落語としてどんなだったかを知るには『圓朝』という小説がいいかもと、たまたま手に取ったのです。

単なる小説としても面白かったです。

2019/10/24 (Thu) 09:48

くんざん  

静かに野菜作りや料理や読書を楽しまれています。秋になりました。
くんざんはここ数日雅子さんの元気な姿をみて喜んでいました

2019/10/24 (Thu) 10:53

まめ子  

ここまで極めて読書やテレビを見ていらっしゃるnekoさんはただ物ではありませんね。

ますます尊敬してしまいます。

2019/10/24 (Thu) 11:28
neko

neko  

To くんざんさん

雅子さまの笑顔に癒されます。
「元気になられて、ああ、よかった。」と。

2019/10/24 (Thu) 13:34
neko

neko  

To まめ子さん

極めるつもりはありませんが、ちょうど関連した本があったのが幸いでした。

2019/10/24 (Thu) 13:35