魚釣りに同伴した
最初は「行っといで」のつもりだったが、記憶もおぼろになる位前の長良川河口近くの魚釣りを思い出したら急に行きたくなった。
「私も行きたい」と言ったら「それならまた予定が変わるなあ」とか言いながらも許可が出た。
起き抜けに行くとの事だったので、夜のうちに洗濯機を回し脱水前の状態で寝た。
「俺は遅くとも7時には起きる」と言っていたので6時半に起き、洗濯物を干し、コーヒーを飲んで父さんのお出かけに遅れないようにした。
家を出てからこ1時間。空いてなかったら他所へ回るといった場所は・・・
ありとあらゆる準備を万端にした父さんだったが「画竜点睛を欠く」というか「痛恨の極み」といおうか、天秤を探しても見つからない。
とかで、「俺、釣具屋へ行ってくるでここで待っとってくれ」と場所を確保しておいて行ってしまった。
さほど遠くない所に釣具屋さんがあることは知っていたけどびっくりするほどの速さで帰って来た。
(後から白状したのだが一号線の橋から右折は出来ないのだが違反して帰って来たそうである)
準備する間、自分はスマホで鉄橋を渡る電車や川を走る船やボートの動画を撮って遊んでいた。
ゴカイを針につけられない・魚を外せない奥さんは穂先がチョンチョンと動いたらリールを巻くだけ。
父さんはその処理に追われて自分ではちっともリールを巻くところまで行かないので、これはいけないと5回ほど竿を上げさせて貰ってからは手を出す事はやめた。
隣りで釣っていたおじさんはたもが必要だった。
我々は釣れなかったけどこうしたサイズが居る事だけは確かめられた。
父さんは11月の潮見表などプリントしているのでもう一度はやりたいそうである。
小さなセイゴを父さんがすべて3枚におろしてくれたので、フライにしてお腹に収めた。