岐阜のマチュピチュ

前日に出かけなくて一寸良心が咎めて気持ちが悪かった。

天気も良いのでこの頃「日本のマチュピチュだ」と言われているお茶畑の見学に出かけた。
東海地方だけで言うのかもしれない「日本のマチュピチュ」は、山の中腹から見るお茶畑の幾何学模様が面白いのであろう。
場所は岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合上ケ流(かみがれ)。

知人・友人たちも、車で1時間もかからないという近さなのでお出かけである。

但し、いわゆる「モネの池」のように車を降りたらすぐそこと言う訳にはいかなくて、お茶畑が見渡せる山の中腹までは自分の足で登らなくてはならない。
それを聞いたとき、山を登った事もない自分では行けないなあと思っていた。

しかし、案ずるより何とやらで、登山のストック代わりに竹で杖が用意されていて、「持ってい行った方が後悔しないよ」と駐車整理の兄さんに言われて、ノルディックウォーキングみたいに2本借りていった。

天空の遊歩道を歩く

ほぼ平坦な山道と階段状に整備されている上りがあるだけなので、杖に助けられてゆっくり行ったら心配したのが嘘のようだった。

渡ってくる涼やかな風が汗を飛ばし、眼下に先ほど通ってきたお茶畑が広がっていた。
写真などとはまた味わいが違って満足であった。
中腹からの眺め


駐車場近くでお茶の葉と干ししいたけを買い、ぶらぶらと付近を歩いた。

地元のおじさんと主人がお話をしている。

ここ上ケ流(かみがれ)のお茶は有機栽培と言う特徴を売り出している。
あの皆さんが歩いておられた山も草や笹などをお茶に使うために切っていたのである。
そこからの眺めがいいので道を整備して皆さんに見に来てもらっている。
有機栽培のお茶はスギの花粉などを少しずつかぶっているせいか、ここのお茶をずっと飲み続けている人にスギ花粉のアレルギーの人はいない。
ここへ嫁入りしてきた当初は「ハクション・ハクション」していたのに数年たつと何ともなくなるよ。
熊はいないがイノシシは夜間に、鹿は堂々と昼間から出て来るよ。
「あ。むかごだ。やまいもがある」との言葉には「掘っていけるなら持って行っていいよ。道具も貸すよ。ただし、芋の傍にはびっしりと笹がはびこっているのでイノシシさえここ当たりは掘れん。大きくなっとるだろうなあ」
これから紅葉の時期にはお茶の木をきれいに刈り込んで冬に備えるからまた来ておくれ。


上ケ流風景

親し気に話して別れたが、我々がぐるりと廻って帰ってきた道でそのおじさんは駐車する車の整理をされていた。

遠い山の中で頑張っている方たちを見てエールを送りたくなった。

「岐阜の」でもいい「日本で何番目」でもいい。
あの風景はマチュピチュだと。



neko
Posted byneko

Comments 8

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まめ子  

マチュピチュ

さすがはnekoさんこんなにうまくまとめられていて、このブログ読んだ人は絶対行きたくなりますよね。

笹でマルチィング、これは見落としました。

この遊歩道もボランティアで整理されたとか。

紅葉の時期にも訪れたいものです。

アサギマダラは見ませんでしたか。

Yに話したら見たいなーと言いました。

ところで蝶はどう数えるんだろうと言いましたら【とう、頭】だと言いました。
どうして知っているの?

名和昆虫館の人が言っていたとか。です。













2016/10/17 (Mon) 07:26

なべちゃん  

岐阜の・・・

流石nekoさん

まめ子さんと同じことを感じました

この景色、何処かで見たことがある・・・私が行った「下栗の里」でした

山道はもう少し狭く、落ちないようにロープが張られていましたがよく似ています

貴女の切り口は参考になりますね

2016/10/17 (Mon) 07:42

toto  

天空の茶畑

気が咎めてのお付き合いが「日本のマチュピチュ」だなんて羨まし過ぎる。

TV放映されるくらいなので、かなり有名(になった)なんでしょうね。

東京からこの景色を見るためにやってきたという来訪記も読みました。
その方は、さすがに、バス停で降りて歩いたので、山の中腹まで結構大変そうでした。その先に絶景が待っていた。

散歩道は、恐るるに足らずの勾配なのですね。
nekoさんは、日ごろステップに、ヨガに、水泳に勤しんで
楽しく鍛え上げてるからな~。

地元ボランティアの方との語らいも、思わぬことが聞けたりして
その土地を知るいい方法ですね。

2016/10/17 (Mon) 08:19

neko  

Re: マチュピチュ

まめこさん おはようございます。

いもこさんの記事の時は「ああ、私には行けない」とあきらめていましたが、あなたの記事で、「私にも行けるかもしれない」と思いまいました。(5歳年上の方たちといかれたのでしたよね)

地域の方とのんびりお話が出来てよかったです。
買った袋を見てその方に、「お買い上げありがとうございます」と言って貰えました。


> ところで蝶はどう数えるんだろうと言いましたら【とう、頭】だと言いました。
> どうして知っているの?
>
> 名和昆虫館の人が言っていたとか。です。

ウサギを「羽」となんで数えるの?という事に似てますね。

neko  

Re: 岐阜の・・・

なべちゃん おはようございます。


> この景色、何処かで見たことがある・・・私が行った「下栗の里」でした
> 山道はもう少し狭く、落ちないようにロープが張られていましたがよく似ています

ああ、そうですね。
細い道を辿って登った後の景色が雄大だったのをなべちゃんのブログで拝見したのを私も思い出しました。
こことはスケールが違いましたね。


neko  

Re: 天空の茶畑

totoさん おはようございます。

> 東京からこの景色を見るためにやってきたという来訪記も読みました。
> その方は、さすがに、バス停で降りて歩いたので、山の中腹まで結構大変そうでした。その先に絶景が待っていた。

そりゃ大変です。車でもバス停から駐車場まではくねくねと山道を登りますからね。


> 散歩道は、恐るるに足らずの勾配なのですね。

急こう配は最後の100メートルだけですからゆっくり杖をついて登りましたから大丈夫でした。
主人も杖のお蔭かそんなにえらくなかったと言っていました。
予定日が過ぎているのに産気づかないからと妊婦さんを連れて御一行様が登ってこられたのにはちょっと驚きでした。


> 地元ボランティアの方との語らいも、思わぬことが聞けたりして
> その土地を知るいい方法ですね。

プラプラと歩いていたら向こうから声をかけて下さいました。
そのおかげでこの土地への親しみがぐっと増しました。

Carlos  

No title

こんばんは
ほんと、ぱっと見、マチュピチュに似てますね~

2016/10/17 (Mon) 19:57

neko  

Re: No title

Carlos さんおはようございます。

> ほんと、ぱっと見、マチュピチュに似てますね~

お茶畑の模様がこの写真ではよくわかりませんが、中々幾何学的で面白かったです。