眠気が飛んだ本
夕食用のおかずで作れるものを用意しておいてスポーツクラブへ出かける。
なんやかやチョコチョコっと運動をして暑いさなかに帰宅する。
洗濯をしながら昼食を摂る。
その後がお楽しみの昼寝の時間だ。
エアコン点けてごろりとしながら本を開く。
たいていは5分もしないうちに夢の世界へ行く。
が、今回は涙が出て来るほど感動して眠気は去り、その本を最後まで読むという長い昼休みになった。
その本とは例の「十二国記」の「図南の翼」というので、何不自由なく育った少女が国を憂い、自ら王になるべく蓬山を目指す。
苦難の道のりなのだが少女らしいまっすぐな気持ちはその行動にも表され胸がきゅんとなったのである。
十二国供王誕生への旅をドラマチックに描いていて、昼寝は飛んで行ったのである。