諸家(もろか)の里秋まつり、山あいの里のおまつり

滋賀県のお寺の紅葉を見た後は、山々の紅葉を眺めながら帰って来た。

確かお祭りをやっていたと、記憶している道を選び、ずいぶん来たところで道端に車がたくさん停まっているところへ来た。
「諸家(もろか)の里 秋まつり」会場である。
「車で休んでいるからなにかすぐ食べれる物を買ってきてくれ」との事で、一人で出かけた。
立て看板の下に受付があり、スタンプラリーに行く人は用紙を貰っていた。
9か所のスタンプが押せたらお土産はお米(1合だとおもう)が貰えるらしい。

時間がないので案内の紙だけ貰って、それでも少しは探索に出かけた。
そして、目の前に建つ家を見て記憶がよみがえる。
このたたずまいはずっと前(どれくらい前か分からないくらい前)まだ義兄が健在で神戸町(ごうどちょう)の仕事をしていた時に泊めてもらった民宿の家ではないか。
記憶の中の家

表の方へ回ってもう一度見てみる。
池もある。左手の古い建物はお風呂だったかトイレだったか。
思い出の民宿

尋ねたくてもおうちの方は出払っておられるようだったので、すぐ近くで缶ビールなんぞを飲んでいるお二人に尋ねた。
若いほうが「ここは民宿はやってないよ」
お年を召した方は「いやいや、以前は全部の家が民宿の免許を取ってやっていた」とのこと。
「何時頃の話だね?」と尋ねられたが答えられなかった。
今なら分かる、20年前である。


野菜類の並んでいる所にはじめて見る物を発見。天然なめこ。
天然のなめこ
おじさんが「昨日山へ行って採って来た。今日中に食べとくれ。そうでなければ冷凍で保存しといてくれ」と言われる。
「なめこってかさが開くの?」とびっくり。


掘ったままの(親芋に子芋が付いたまま)里芋とかパプリカも買った。
パプリカ200円

パプリカは乱切りにしてオリーブ油で炒めた。

バラで親芋が入っていたので「親芋食べれる?」に「大丈夫!こうして煮てね」と教わった方法でその晩に煮た。
親いもの皮の剥き方
親いもの切り方
煮あがった親いも

なるほど茎の部分が生のずいきなのだ。ちょっと濃い味になったが美味しい。


なめこはおじさんのお勧めはバター炒めだったがネット検索の結果、天然ものの掃除の仕方を習い、かさが開いた物を天ぷらにし、小さいものやくずれたりしたものは味噌汁にした。
なめこの下ごしらえ
てんぷらになった

激旨だったか?
どうだったかわからないうちに食べ終わっていた。


野菜を煮方まで教わったりしていたので主人への食べ物を買うのが遅くなった。
主たる食べ物販売場所では売り切れが続出して、最後の五平餅2本を危うくゲット。
隣で「とろろそばならありますよ」と勧められ1杯だけ購入した。
腕に2袋の里芋とパプリカ・なめこをぶら下げ、右手に五平餅、左手にとろろそばを持ちつまづかないよう、人と接触しないように気を付け車まで帰った。

車中でこれらを食べていたら通る人が「美味しそうだねえ」とにこにこしながら行く。

ここのおまつりで感じたことは、並んで品物を売っている人同士が親しそう(当然だけど)で雰囲気がいい。
自分の品物だけでなく隣の人の品物について客さんにレクチャーするのである。
たとえばパプリカを売っていたおばさんは、すまなさそうに「小さいのも入ってます」と言えば、隣のおじさんは「これが本当の産直じゃ、いろいろあって当たり前」と助け船を出したりする。

この写真では写っていないがでかいストーブのある所ではライブも行われたようである。
題して「さんさろライブ
そう、三叉路の所でステージがあり、椅子とテーブルが置いてあり、ライブハウススタイルである。
メインストリート
ネーミングが気に入った。

派手ではないが親しみやすい素朴なおまつりの一端を楽しませてもらった。

長いブログにもう一つ追記。
諸家で泊ったのは何時だったか気になっていた。
確かエクセルで「誕生日と年齢」というファイルがあったはずと捜し、そこに姉の誕生日と共に義兄の命日が書かれていた。
2005年11月17日死去とある。パソコンの右下の日付は11月17日。ありゃりゃ、お兄さんの命日だ。
すぐに姉に電話した。
こうこうこういう訳でと話したら、神戸町で2度目の仕事をしているときに「夜叉姫道中まつり」という行事に同行するツアーバスの企画責任者だったので我々姉妹にも声をかけて貰ったのだ。
民宿が諸家でバスで夜の催しにも参加。
翌日は夜叉が池登山もした。
今、夜叉が池伝説マラニックとして盛大に行われているランも、人数こそ少なかったと思われるが、神戸町の日吉神社からスタートするのを見送りったり、翌早朝から登山したランナーが戻って来るのと反対にそれから登山したのだった。
義兄はそれから間もなく病に倒れ10年以上の闘病生活を送った。
そして2005年11月17日に亡くなったのだった。

諸家が引き寄せてくれた義兄との思い出、不思議な縁を感じたのだった。

neko
Posted byneko

Comments 8

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Carlos  

No title

おはようございます。
へ~そうでしたか~諸家ね~
お義兄さんとの思い出がよみがえってきたようですね。
貴重な寄り道でしたね。
たまたま命日に・・・・

2014/11/18 (Tue) 08:07

みよ  

諸家の里

それにしても先輩、こんなに長い文章をお書きになったことにまずは拍手を送ります。
最長記録更新でしょうか。
天然なめこやさといものことなど新鮮な記事でした。

どれ一つをとってみても削ることはできませんね。

それにしても不思議なご縁ですね。

鶏足寺でのマイナスを一気に取り返しましたね。

読んでいて楽しかったです。

2014/11/18 (Tue) 08:33

neko  

Re: No title

Carlosさん おはようございます。

何かの縁というのでしょうね。
懐かしい思い出に長い記事になってしまいました。

neko  

Re: 諸家の里

みよさん おはようございます。

朝から駄文のために時間を費やしてくださってありがとうございます。

書き始めたらあれもこれもと盛りだくさんになってしまいました。
前日の調理過程の写真も載せたいし、お兄さんの命日と合致してそれも昨日書かないと意味がない。
夕食後の数時間を費やしました。

整理整頓が出来ないのがよくおわかりでしょう。


いもこ  

記憶の先にあった家

ここを訪れたのが義兄さんの命日と重なり、自分が前に一度訪れた民宿・・・偶然とはいえ不思議な巡り合わせでしたね。

天然なめこやダツ付きの親芋、さぞ美味しかった事と思います。

昔の事を思い出させてくれた「諸家のおまつり」nekoさんには最高の収穫だったことでしょう。

2014/11/18 (Tue) 10:40

neko  

Re: 記憶の先にあった家

いもこさん
親芋の茎の下の方をダツと言うのですね。
はじめて知りましたし、とろりとして美味しかったです。

諸家のおまつりに寄ってよかったです。

かやのたも  

素朴なお祭り

本当に素朴なお祭りですね。
これがいい!

なめこは時期的には少し遅いかもしれません。
でも天然は味が違います。

我が家では親芋は皮をむかずにストーブの上で1日ぐらぐらと煮ます。
塩をつけて、おやつです。

2014/11/18 (Tue) 20:52

neko  

Re: 素朴なお祭り

かやのたもさん おはようございます。

たもさんの情報がチラと頭に残っていたおかげで天然なめこに出会えました。

ネットで検索してびっくり!
木(楢?)にびっしりと生えていました。
私が買ったのはカサが開き過ぎているようでちょっと遅いとおっしゃるのも尤もだと思いました。