明日香村 その2
今まで雑誌などで情報を得ようとすると、同じような名前が出てきてこんがらかった。
例えば、「飛鳥資料館」「飛鳥歴史公園」「明日香民族資料館」など等。
奈良へ行くまでは「こことここへ行きたい」と希望していた場所が、図らずも殆ど全部「国営飛鳥歴史公園」にあることが分かった。
「国営飛鳥歴史公園」は4つの地区に分かれていた。
①石舞台地区
②高松塚周辺地区
③甘樫丘地区
④祝戸地区
たまたま④の祝戸地区は行かなかったが後の3地区+岩淵の棚田を巡ったという訳である。
石舞台古墳近辺のみ観光バスが多かったが、その他は人も少ないので不思議に思ったが、全部広大な公園なのである。
画像を追加で貼ろう!
高松塚古墳壁画のレプリカ展示館近くには壁画に描かれている四神を花で飾ってあった。
青龍(東) 朱雀(南) 白虎(西) 玄武(北) は星座の形から具象化されたもので、四方を鎮護し東西南北を表しているそうである。
甘樫丘の上り口では発掘調査をやっていた。そういえば、新聞で見た。
こういうのをまのあたりに見ると、遠くの時代を感じる。
甘樫丘豊浦の展望台から東を見ると、最古の木造大仏があるという飛鳥寺が見えた。
ご夫婦でその風景をスケッチされていたのを見て、ふっと『ぱぴやん』さんを思い浮かべた。
そもそも春の飛鳥へ行きたいと思ったのは、ぱぴやんさんのスケッチ画とか写真で旅情をかきたてられたからである。
(ぱぴやんさん、元気になってちょっとは顔を見せてください!)
甘樫丘には花も咲いていた。
コバノミツバツツジ
ヤマブキ
木陰にシャガ
こんなかわいい石も見た。
最近読んでいた本が「遥かなる大和」と題した、聖徳太子・蘇我馬子・小野妹子などが登場の歴史小説であった。
遣隋使として小野妹子と共に隋に渡った留学生たちがまのあたりに見る隋の終焉。
蘇我一族の圧制を撥ね退けるべく働く妹子たち。
飛鳥の地名などが出てくるので、今回のお出かけと上手い具合にマッチングし、興趣が倍加した。