男っぽい本

北方謙三イコール長い歴史小説。
以前ならハードボイルド物としか知らなかった。
どれも読んだ記憶はない。

「独り群せず」という本を「読んでみて」と貸してくれた人がいた。

幕末の大阪。
剣の達人なのにそれを捨てて料理人として生きている男の話である。
店を養子夫婦に譲って自分は又違う気ままな店を始め、孫に剣を教えるように料理について仕込む。

読み始めて話がよく分からないなあと思ったら、「杖下に死す」という本の続編らしい。
前編で剣の達人がどうして剣を捨てて料理人になったのかが書かれているらしい。

魚の釣り方から包丁のとぎ方、まな板の使い方など利発な孫が教えた事を次々と吸収したり自分の手元を見て覚えたりする事に喜びを見出す。

闇討ちにあった友人の為に捨てたはずの剣を取って新撰組とやり合う。

「あんた、武士は捨てちまったんだろうが」の土方の問いに
「男であることは、捨ててはいない」と答える主人公の利之。

これはやっぱり男の本であると思った。
かっこよすぎるなあ。
独り群せず


neko
Posted byneko

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