義兄の死と家族葬

義兄(姉の夫)が亡くなったと連絡が来た。

認知症もある義兄の自宅での生活は主として姉が面倒をみていた。
息子夫婦が別棟で暮らしているが二人とも身障者。
87歳の兄を84歳の姉が看るのはさぞ大変だったろう。

デイサービスを受けたくとも、医者が大嫌いで介護認定をして貰う為に何度病院やら医者へ連れ出そうとしても駄目だったらしい。
が、昨夏「家じゅう皆で診て貰うのだよ」と近くのクリニックへ連れて行く事に成功して、介護認定をして貰い、デイサービスも決めたが今度はそのサービスに行くのを嫌うという日々だったとか。

姉ももう限界だという所まで来た矢先、食事が摂れなくなり入院して検査したら片肺が真っ白で、子供や孫を呼び寄せたそうで、それから一日経たないうちに息を引き取ったそうだ。

寝たきりの生活の面倒を見ることになるのだと覚悟を決めたら「十分看て貰った。もういいよ」と言わんばかりの急逝である。


そしてその葬儀を家族葬でやりたいとの連絡だった。
いままではおじさん・おばさんの死去は息子や娘も知らせ、葬儀にも出席させていたが、今回は我々だけで願いたいとの事だった。
通夜・葬儀とも普通どおりの式を行い、祭壇も普通である。
ただ出席者が直系の親族のほかは、兄弟関係くらいまででお互い知った人がほとんどで、いわゆる通夜ふるまいでは甥がどんな状況であったかとかを話したり、孫たちがどんなおじいちゃんだったかを話したりして和やかに故人をしのんだ。

「おばさん、母のところで話を聞いてやって」と甥に言われて、ずっと隣にいてそれこそとどまる事を知らぬ話をただうなずいて聞いていた。
話すことでショックや悲しみが薄らぐのかもしれないと・・・

供花・香典は受け取らず、初七日法要も引き続いて行ったがご仏前も辞退だった。

昨今こうした葬儀もあり、是非も言われているが喪主である甥が決めた事で、本人は「和やかに落ち着いた雰囲気でおくってやりたかった」そうである。

この葬儀場にした理由もみんなに話してくれた。

12月に徘徊で家を出て行方が分からなかった義兄を見かけて(倒れていたらしい)車に乗せてなんとか家を探して連れて来てくれた人がこの葬儀社の人だった。
息を引き取った父親をみて頭に浮かんだのがこの葬儀社で、連絡したら偶々空いていた事も幸いしてここに決めたそうな。
「何か縁があったのだなあ」と。

沢山のお下がりのお菓子を頂戴して、微笑んだ義兄の遺影を後に家路についた。(ああ、誘惑されそうな甘いものの数々)
お下がりのお菓子




追記
通夜での導師のお話の一端で日蓮宗の数珠の話がでた。

この数珠はこうした箇所をあらわしている。
日蓮宗数珠

数珠のかけ方はひねって右中指に2本の、左中指に3本の方を掛け両手をしっかり合わせる。
nichiren_img2.jpg

「へえ」とこの歳になって初めて知ったことだった。

neko
Posted byneko

Comments 6

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かやのたも  

数珠

義兄さん残念でしたね、ご冥福をお祈りいたします。

数珠の掛け方は初めて知りました。
宗派は違いますが、、、

2014/02/07 (Fri) 09:29

みよ  

家族葬

お姉さんも大変だったのですね。
お疲れさまでした。

最近ちょくちょく耳にするようになりましたね。

この誘惑は許されることにしましょう。

2014/02/07 (Fri) 10:07

いもこ  

今日は母の命日

nekoさん ご愁傷さまででした。

ご冥福をお祈りいたします。

今日は母の命日で50年経ちました。

私の実家は日蓮宗で、この数珠を持ってお嫁にきましたが、こちらでは殆んど使うことが有りません。

1日遅れになりますが、明日50年のお取り上げを姉弟で行う事になっています。

2014/02/07 (Fri) 13:30

neko  

Re: 数珠

かやのたもさん
ありがとうございます。
天寿を全うしたという感じです。


> 数珠の掛け方は初めて知りました。
> 宗派は違いますが、、、

日蓮宗での葬儀は初めてではないのですが数珠のかけ方をレクチャーして貰ったのは初めてです。

neko  

Re: 家族葬

みよさん

最後まで姉が面倒を見たのでお兄さんも喜んでおられたと思います。

この二人はちょっと前までは海外こそ行きませんでしたが、日本中を飛び回っていましたし、あちこちのウォーキングツアーにも参加していました。
今は疲れはててそれどころではないでしょうが、そのうち楽しい思い出に浸れる時が来る事でしょう。

neko  

Re: 今日は母の命日

私同様、いもこさんも早くお母さんと別れられたのですね。

兄弟でお母さんの供養をされる事、まことに結構ですね。