三屋清左衛門と仲代達矢

巡回図書でふと目にして懐かしくて借りた『三屋清左衛門残日録(みつやせいざえもんざんじつろく)』」
zannzituroku文庫本

文庫本の紙の色まで茶色くなった古い本だけど、藤沢周平はどうしてこんなにいいのだろう。

三屋清左衛門は、隠居と長男の家督相続など諸々の雑事を終え、ほっとした安堵のあとに強い寂寥感がやって来たのが自分でも思いがけなかった。
隠居して勤めを引き、悠々自適の暮らしをするつもりだった。
散策・魚釣りなど思い描くと胸がときめいたのが、そういう開放感とはまさに逆の世間から隔絶されてしまったような気持ちになってしまったのである。
隠居するとは世の中から一歩しりぞく事だとだけ思っていたが、今までの生き方、暮らし、習慣すべてを変えることだと気づく。
勤めていた頃は、朝今日の仕事の手順に頭を痛めていたのに、隠居してみると朝、今日は一日をどう過ごしたらいいのかを考えなければならなかった。


冒頭はざっとこんな感じである。
定年退職した方なら「全くその通り」とおっしゃるようなスタートである。

本は短編15の連作であるから読みやすい。

1993年(平成5年)NHKのテレビドラマの印象が非常に強く、仲代達矢の清左衛門、嫁役が南果歩が未だに目に残る。
静左衛門残日録テレビ


その仲代達矢のインタビュー番組をやっていたので観た。
80歳だそうで今回無名塾ではわき役に回った話など印象深く聞いた。
仲代達也インタビュー番組

今までの映画で一つと言われたら「切腹」だそうである。
観たかなあ?観ていないよなあ。

同じ原作から「一命」として最近映画化されたそうだがこれは観ていない。

本から映像へそして俳優へと焦点が移り変わる。

「さっき、なに話とったっけ?」


neko
Posted byneko

Comments 4

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みよ  

「さっき、なに話とったっけ?」

えー、何聞いとったっけ?じゃないですが、

藤沢周や仲代達矢さんにまつわるもろもろでしたかね。

本から映像へそして俳優へと焦点が移り変わる。

コピー、貼り付けばかりでごめんなさい。

2013/11/09 (Sat) 07:52

かやのたも  

隠居

「隠居」を堂々と言える人生は良いですねえ!
世の中を斜め目線で見ながら、好きなことを好きなだけ!

隠居、万歳!

2013/11/09 (Sat) 08:05

neko  

Re: 「さっき、なに話とったっけ?」

みよさん、おはようございます。

仲間内で話していても、あっちこっちへ話題が飛んで行ってしまいます。
「それで、さっきの話はどうなったの?」です。

neko  

Re: 隠居

かやのたもさん おはようございます。

跡取りが居て、やさしい息子の嫁さんと孫も一緒に楽隠居、してみたいですねえ。
でも、この本にもあるように、ちょっとは遠慮が必要らしいので、わびしい二人住まいの貧乏暮らしもいいかもしれないです。