「古手屋喜十為事覚え」

宇江佐真理は好きな作家である。
しかし、最近これはいいなあというのが少なかった。

「古手屋喜十為事覚え」ふるてやきじゅうしごとおぼえ 

久しぶりに「ああ、いいなあ」と思った。

何処がいいかというと主人公の古手屋を営む喜十とそのおかみさんが、子どもは授からないがとても仲がいい。
古手屋は庶民の為の古着の衣類販売店で、殆どは質流れ品を仕入れて売る。

隠密廻り同心がこっそりと着替えをして出かけたり、同心では調べれない事を喜十に頼んだりする。
立て替えたりしたお金や衣類の代金をちっとも払ってくれないにもかかわらず、おかみさんは同心が来ると食事は勿論、酒やらまで出し、遅かったりすれば泊めたりもする。

喜十は同心の手下(てか)にはなっていないので結構言いたいことを言う。
同心も金銭の事になると空っとぼけて逃げようとする。

「髪結い伊三次」の伊三次は同心には全く従順だったのと比べてしまいそこが又可笑しいところである。

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neko
Posted byneko

Comments 4

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いもこ  

私も読みたい・・・

<「髪結い伊三次」>シリーズも面白く読ませてもらっていたが、それとは違う面白さ・・・次回借りることが出来たら読みたいな。

2012/12/02 (Sun) 14:21

かやのたも  

読みたーい です。
今のところ5冊ばかり借りてきた本があるので、そのあとかな!
寝床で読んでいると、手が冷たくって!
もう冬の夜長なんですね!

2012/12/02 (Sun) 15:21

neko  

Re: 私も読みたい・・・

いも子さん
似ているようでちょっと味わいが違っていいですよ。

手渡しできるといいですね。

neko  

Re: 本

かやのたもさん
喜十がいいですね。

> 寝床で読んでいると、手が冷たくって!
> もう冬の夜長なんですね!

そうです。手が冷たいです。
右手・左手と交互に支えています。