トラブる!パート2(完結編)

「どうしよう!」

WS000126.jpg (ネット上に載っていたこの道路でのパンク)

「参ったなあ」と運転手も頭を抱え、「とりあえずダンプカーがいる所までこのまま3輪で降りる」(電話が使えないので、ダンプの人は無線を使用していると先ほどの所で聞いてきた)

パンクしてない方の後ろの席に座らされた。
「ドンドン・ゴトゴト」とホイールで走っている。
たまにくる対向車や後ろからの車に意識を集中して、早めに脇へ退く。
300mくらい走ってはゴムが燃え出していないか確認しつつ下る。

→の変えてあった高倉峠との分岐点までたどり着いた。
3人ほどで仕事をしていた人に、運転手が訊ねてたが駄目だった。
少し下った所にちょっとした工事の車があるので、「もしかしたらダンプがいるかもしれない」と言う言葉に望みを託したが、
残念!ねこのこ一匹もいなかった。
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WS000128.jpg  WS000127.jpg

(上記3点の画像は、冠山林道の写真だが他所の方の撮ったものである)

相変わらす、ゴリゴリ・ドンドンとのろのろ運転で下る。
事故から1時間後くらいに、『おお~。多数のダンプカーが前方より来る。』
ダンプカーが次々とくるのを見て嬉しかったのは初めてである。
ガードマンもいて、交通整理をしている。
ダンプカーは横山ダムの浚渫の土を運んで右手の谷の方へ下ろしては、Uターンして行く。
普通の車をストップさせる場所も確保されている。

運転手は喜び勇み、ガードマンの所へ駆け寄ってなにやら話している。
けど、ちっとも戻ってこない。「おかしいなあ?駄目なんやろか?」
しばらくしたら、散水車がやって来て、その後を運転手が追っかけてくる。
やってきた散水車が目の前でUターン。
「電話が通じる所まで、この車に乗せて行って貰ってくるで」と運転手。
3時は過ぎていたと思う。

「ああ、やれやれ」とひたすら一人で待つ。
ちょっと外へ出ようとしたら、ドアが開かない。どうして!
仕方ないので、窓からダンプを見て過ごすが、4時過ぎるともうダンプは帰っていってしまった。
DSC01362s.jpg 日が沈んでゆく

通る車は一台もないし、だんだん薄暗くなってきたし、心細くなった頃に散水車が帰ってきた。
神様・仏様・散水車様である。
お礼を言いつつ、隣に小さな声で「お礼は?」と訊けば「した」との返事。
散水車はダンプの出入り口付近から道路に水を撒いて清掃して行く。
時間的には丁度良かった。
ガードマンにもちょっとお礼をしに行った。
出入り口を封鎖して全員帰って行ったのを確認して、またズリズリ下りて行く。

国道417号線、現在はここまでという『塚白椿隧道』の北側まで降りて、工事をしていて広い場所があったのでそこで救援を待つことにした。

携帯電話をかけるのに、徳山ダムの下流側まで散水車に乗せて行って貰ったそうで、「1時間かかったのも無理ないね。」

トンネルを出た所までしか電気が来てないという事らしい。
ここまで下りて来なかったら、真っ暗闇の中で救援を待つという事だったのである。

このトンネルは3,330mもあるらしいが、明かりは心強いし、遠くから車の音が聞こえてくるのである。
「すわ、待っていた車か?」と思いきや、こんな遅くに山の方へ一台の車が登って行った。
ハザードランプを点滅させ、ひたすら待つ。
運転手は気の毒に、タバコが無くなってしまった。
携帯の吸殻入れから吸いガラを取り出し、チョコチョコ吸っていたがそれも無くなった。
でも、どこにも無い。

6時過ぎ、トンネルから車が・・・。こちらに寄ってくる・・・。
助けの神は、若いイケメンのおにいちゃんだった。

お礼を言いつつも運転手は何をしたか?
「タバコ、持ってる?1本頂戴」であった。

持ってきてくれたタイヤを交換し、「スペアだからゆっくり走って!」というおにいちゃんに後ろから見守られながら、帰ってきた。

ちなみに、タイヤ交換場所から徳山ダムを経て横山ダムよこを通り過ぎ、民家の明かりが見えるまで追い越しの車はゼロ、対向車は3台であった。

民家の明かりがチラチラ見え出した時にやっと無事だったと実感出来た。
事故は2時過ぎで車屋さんへ寄って、自宅へ戻ったのは8時前後だった。

① おおごとではあったけど、谷へ落ちなくて良かった。(ガードレールもないすごい谷だったのに、nekoは動転していて見なかったのでかえってよかったかも)
② 明るい内の事故で良かった。
③ 山で一晩過ごすこともなく良かった。(クラッカー・お茶・コーヒー・あめはあった。タバコはなかった)
と、良い方へ考えると気持ちが楽になる。(なんといい性格であろうか)

追記

① 予定をたてたら、情報を確認しておく事。
② 現場で気まぐれに予定を変更しない事。
③ 早い出発、帰りも早い時間に帰るようにする事。
④ 無駄でも食べ物・飲み物を積んでおく事。
教訓としてナミげーターは以上を自身で確認した。

追記の追記

タイヤ2本・ホイール2本(これが高いんだね、驚いた)他点検など終了。
カードで支払ってきた運転手いわく、「結構な旅行を一回分だなー。参った、参った」

絶対忘れない紅葉見物になった。
わが家の10大ニュースに入る事は間違いなし!
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neko
Posted byneko

Comments 5

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Son  

そんな展開が・・・遭難未遂事件ですね。
2本のタイヤパンクって想定できないですね。
(F1レースでも見られない。)
3輪で降りてよかったですね。真っ暗では、ほんとどうしようもないですから。。。

ひょっとして、徳山ダム上流をもっともよく知る夫婦No.1になられたんじゃないでしょうか。

(普通の人は、水没して、もう行けないと思っている。) 

私も「ゲリラ的に」車で走るのが好きですが、あんまり調子にのると、えらいことになりますね。お互い気をつけましょう。以前、上大須ダムをみてから、川折ダムに行こうと板取から(本当は行けないのですが)地図もなしに走って、大変な目に逢いました。(2キロほどバックで戻るはめに。。。)

山道の安全は、4時までですね。無事の生還、おめでとうございました。

2007/11/17 (Sat) 00:48

neko  

Sonさん

徳山ダムや横藏寺・谷汲山を見学するツアーバスが出ているそうで、先日も何台か来てました。

個人の見学は水曜日2回と日曜日何回かですが、団体は予約すれば随時案内してくれるそうです。

今日・明日と来週の連休は大賑わいでしょう。
渋滞も発生して、悲惨なことになるかもね。
寒くなるそうですから冠山にも雪が降ることでしょう。
無事生還できてよかった!

2007/11/17 (Sat) 09:13

kuro  

災難でしたね。
と同時に、まだ明るいうちのトラブルで
ほんとに良かったですね。

ひとつ間違えば、山の斜面から
転がり落ちるところだったと思えば、
幸運だったともいえます。

運転手殿の、車に対する知識、
的確な判断もあってのことでしょう。

くれぐれもお気をつけくださいね~。

2007/11/18 (Sun) 21:27

anakin  

無事で何よりでした!!!
いや~読めば読むほどはらはらしましたよ。

私も気をつけます・・・。

2007/11/18 (Sun) 23:55

neko  

kuroさん♪

anakinさん♪

ご心配をおかけしました。
くれぐれも気をつけるように、隣の運転手に伝えておきます。

当分、遠出は控えます。

2007/11/19 (Mon) 09:31